熱帯夜に何度も目を覚まし、なんだか不調…なんて夏を体験したことはありませんか?
暑さによって体勢をひっきりなしに変え、眠りが浅くなってしまうことは多くの人に共通する悩みです。
この記事では、低反発寝具と高反発寝具の基本的な特徴、それぞれの寝具が熱帯夜の睡眠にはどのような影響があるのか比較してみました。
熱帯夜に目が覚める原因とは?
熱帯夜に目が覚める主な原因は室温の高さはもちろん、寝具の通気性不足による体温調節がむずかしいことも要因のひとつです。
人間の身体は深い睡眠に入る際、身体の内部の体温を下げる必要があります。
室温が高いと身体に熱がこもり、睡眠の質が低下してしまいます。
寝具に関しても、低反発ウレタン寝具は体に密着しやすく通気性が悪いため、体温がこもりやすくなります。この熱がこもる状況が不快感を引き起こし、何度も目が覚める原因となります。
寝返りを打つ回数が増えると深い眠りに入るのが難しくなってしまいます。また、寝具の材質や構造によっては、寝返りを打ちにくく体に負担がかかることもあります。
このような要因が組み合わさると、熱帯夜に快適な睡眠を取ることが難しくなり、頻繁に目が覚めてしまうのです。
適切な寝具を選び、室温、寝具環境をコントロールすることで、これらの問題を軽らし、熱帯夜でも質の高い睡眠を取ることができます。
とは言え、近年熱帯夜が続くことが増えてきました。
無理をせず、エアコンを活用するのも快適な睡眠にとって重要です。
暑さと寝具の関係
暑さと寝具の関係は、快適な睡眠を得るために非常に重要。
クーラーを使うのが苦手な方は寝具の選び方によって、体温調節がうまくいくかどうかが決まります。
低反発ウレタン寝具は体にフィットしやすいため熱がこもりやすくなります。このため、体温が下がりにくく、不快感を感じて目が覚めることが多くなってしまいます。
一方、高反発ファイバー系寝具は素材自体が空気を多く含んでおり、寝具内部の熱を効率よく逃がすことができます。
この特性により体温調節がスムーズに行われ、夏だけでなく一年を通して快適な睡眠環境が整いやすくなります。
特にエアウィーヴのような高反発ファイバー系寝具は、素材の復元力が高く寝返りをサポートするため、無理なく体勢を変えることができ、熱がこもりにくいという特徴があります。
さらに、シーツやパジャマの素材選びも大切にしたいところ。
例えば、綿や麻などの天然素材は吸湿性が高く、汗をかいてもさらっとした感触を保ちます。
逆に、ポリエステルなどの合成繊維は吸湿性が低く、蒸れやすいため、避けたほうが良いでしょう。
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寝苦しさを解消するのはどんな寝具?低反発寝具・高反発寝具を比較
低反発ウレタン系寝具の特徴とメリット・デメリット
「低反発」と呼ばれる寝具はさまざまな素材がありますが、ここでは代表格のウレタン素材の特徴をあげてみます。
低反発寝具の特徴
低反発寝具とは、ウレタンなどのやわらかい素材で、体にフィットするように設計された寝具のことを指します。
一般的に低反発素材としてはウレタンフォームが使用されています。この素材は、体温や体重によって形状が変わり、ゆっくりと体の形に沿って沈み込む特徴があります。
いわゆる「もっちり」したタイプの寝具ですね?
\スポンジのようなやわらかな素材/
低反発ウレタン系寝具のメリット・デメリット
- フィット感: 体の形に沿って沈み込むため、包み込まれるような快適なフィット感があります。このため、寝始めにリラックスした状態を感じることができます。
→【デメリット】 低反発素材は密度が高いため、通気性が悪く、熱がこもりやすい傾向があります。
- 衝撃吸収性: 低反発素材は衝撃を吸収する特性があり、寝返りを打ったときの振動が他の部分に伝わりにくいです。これにより、隣で寝ている人への影響も少なくなります。
→【デメリット】寝返りを打つと体の動きに追随するため、寝返りに大きな力を必要とします。そのため、寝返りの度に眠りが浅くなる傾向にあります。
低反発寝具はその特有のフィット感により、多くの人に愛用されていますが、熱帯夜などの季節的な要因や個々の体質によっては、他の寝具との併用や適切な工夫が必要です。
高反発ファイバー系寝具の特徴とメリット・デメリット
エアウィーヴで知られるファイバー系寝具。近年はさまざまなメーカーから類似品が生まれています。
それだけスタンダードになってきた素材なのだと感じます。
\90%が空気、というエアウィーヴの中身/
高反発ファイバー系寝具の特徴
高反発寝具とは、反発力が高く、体が沈み込みにくい構造を持つ寝具のことを指します。特にエアウィーヴなどのファイバー系の高反発寝具は、独自の素材と構造によって優れた通気性とサポート力が魅力です。
高反発ファイバー系寝具のメリット・デメリット
- 高い反発力: ファイバー系高反発寝具は体をしっかりと支え、沈み込みを防ぎます。
これにより、重たい腰の部分が沈まず正しい姿勢を保ちやすい、また寝返りが打ちやすく、深い睡眠を得ることができます。
→【デメリット】低反発寝具のように体に密着する感覚が少なく、包まれるような寝心地を求める人には不満があるかもしれません。 - 通気性: ファイバー素材は繊維が絡み合った構造をしており、空気の通り道が確保されています。
良質な睡眠には身体の内部の体温を下げる必要があり、熱がこもりにくい素材は快適な睡眠を得られやすい寝具です。
→【デメリット】寒がりの方が使う場合は工夫が必要です。 - 清潔感: ファイバー系の素材は洗うことが可能で、寝具を清潔に保つことができます。
→【デメリット】厚みのあるタイプは乾くのに時間がかかることがあります
高反発寝具、特にエアウィーヴなどのファイバー系寝具は、その通気性と寝返りのしやすさから特に熱帯夜や湿気の多い季節に適しています。
また、硬めの寝心地を好む人や、清潔さを重視する人には特におすすめですよ。
寝汗をかきやすいので、洗える寝具はうれしいです!
エアウィーヴを使う前の寝苦しさと、使ってみた実際の使用感
エアウィーヴを使う前は、低反発ではない一般的なベッドマットレスを使っていました。
ですがその頃も「熱がこもって寝られない!」と中途覚醒を繰り返し、睡眠不足に陥ってしまったことがあります。
実はベッドマットレスの多くは、スプリングやコイルの上にクッションとしてウレタンが使われていることが多くあるのです!
これが低反発の寝具となると、さらに身体にフィットするうえ、沈み込んだ身体を持ち上げるために力を使ってしまい休まりません。
エアウィーヴを使ってからは2023年も猛暑続きの夜でも一度もクーラーを使わずに過ごすことができました。
もちろん避暑地暮らしではありませんよ~。
余談ですが当時、「たわし枕」とい通気の良い枕を使っていたのですが、素材がエアウィーヴに似ており、膝と膝の間に挟むと熱が逃げて快適だった覚えがあります。
身体に熱がこもると寝苦しいという思いはできるだけ回避したいものです!
低反発寝具・高反発ファイバー系寝具の暑さに関する口コミまとめ
低反発寝具と高反発ファイバー系寝具の口コミをまとめました。
低反発はトゥルースリーパーさんやテンピュールさん、
高反発はエアウィーヴさんやブレインスリープさんが結果によく出てきましたよ。
低反発寝具の口コミ
寝てる時にすごく暑くなることがあって、何なんだろうと思ってたけど、多分マットレスだわ。
— SJK母 (@OuoAuua618ST) August 3, 2022
トゥルースリーパー、身体に密着するから暑い🥵
今日も夜中の仕事まで家でゴロゴロ🌀💦
— さち子は🦥ナマケモノ😝✌️ (@Y01206541) May 2, 2021
ちなみにトゥルースリーパー🛏️20年愛用者ですが…
夏場は暑い☀️😵💦
エアーウェーブ考えちゃうなぁ…🤔
枕のテンピューロも夏場、暑い😵💦
何か感触(⁉️)変わらずに夏場にいいのないかなぁ…('_'?)
皆さんは寝具のこだわりなどありませんか…('_'?)👂✨
ニトリでスコスコに空気が通じる枕買った☺️いつもはテンピュールやけど、熱がこもって夏は暑いのよね。 pic.twitter.com/zHwaXu1jkX
— ako (@gifugoma) July 16, 2021
春と秋はテンピュールは天国。だが夏(熱こもってくっそ暑い)と冬(低反発がカッチカチ)は地獄でござる。
— JIN (@JIN0039) December 7, 2023
高反発ファイバー系寝具の口コミ
店頭でお客様より「エアウィーヴ暑い」というお声をいただいたことがありました。
人によってはそう感じるのかな?と思い、X(旧Twitter)で検索しましたが、かなり遡っても「暑い」という口コミを見つけるのは難しく、
高反発ファイバー系寝具の口コミは「商品名 涼しい」で検索しました。悪しからず……。
横向きになって寝てたら後頭部に温もりが⋯枕の上で寝るのやめてー、どんちゃん。暑くて眠れない💧ブレインスリープの枕は春雨構造だから涼しいのを知られてしまった⋯( ´=ω=` ) pic.twitter.com/BPaba5X2Wa
— ちこ (@slightly_sweet) August 29, 2021
ブレインスリープ、めっちゃ涼しい……後頭部が暑くて寝苦しかったけど、こいつぁいいや……
— 熊@長州おじさん (@kuma_W400) August 21, 2023
エアウィーブにしたかったけど、高いので、アイリスオーヤマからエアリーっていう似た商品が出てるので、それ使ってます。固めなので体重ある方にはいいと思います。スカスカなので、夏涼しいしw
— grelax (@grelax4) August 3, 2021
エアウィーヴ、涼しかった‼️
— ぽ (@amikoam) June 21, 2020
寝心地良かった。
元々涼しい日だったけど、寝苦しくないからめっちゃぐっすり眠れた〜‼️
だいたい汗がダラダラで寝苦しくて何回も起きていたんだけど、ほぼノンストップで寝られた…
息子もあんまり動かずに寝ていたから、すごく良さそう。
エアウィーヴ ベッドマットレスS02
— ぱやん(男) (@papayan123_ETF) February 17, 2024
を使ってますけど、夏涼しいのと、カバーの上面だけ外して丸洗いできるのがすごく便利なんです。
「これだけ涼しいということは、冬寒いんじゃない⁉」とご心配な方は、以下の記事もご参考になさってください。
熱帯夜の寝苦しさを解消する寝具は?|おすすめは高反発ファイバー系寝具
低反発寝具も高反発ウレタン系寝具でも、みんな「通気の良さ」をアピールしているように見えますね。
そうなんです。
睡眠にとって、身体に熱がこもってしまう事が良くないということが研究によってわかってきました。
そのため、フィット感重視の低反発寝具メーカーさんでも、通気の良さを重視する傾向になってきたようです。
睡眠の質向上による健康効果とは
睡眠不足による「夏バテ」は、日中のパフォーマンスを落としてしまいます。
質の高い睡眠は、身体的にも精神的な健康にも大きな影響を与えます。
その観点から高反発ファイバー系寝具のメリットを以下にまとめてみました!
高反発ファイバー系寝具に期待できる効果
- 通気性が良い:身体の深部の体温を下げ、入眠時に深い睡眠を得られやすい。
- 素材の復元性によるサポート:身体をしっかり支えて重たい腰部分を下げない、また寝返りの動きをサポートして身体をしっかりと休ませることができる。
質の高い睡眠を得られると、日中のパフォーマンス向上が期待できます。
質の高い睡眠が得られると、
◆集中力や判断力の向上
◆成長ホルモンの分泌を促進しホルモンバランスを整える効果
◆細胞の修復や新陳代謝の向上
質の高い睡眠は、日中の活動を支えるエネルギーの供給源であり、長期的に見れば生活の質を大きく向上させる要因となります。
エアウィーヴなどの高反発ファイバー系寝具を選ぶことで得られる快適な睡眠環境は、日々の生活の質やパフォーマンス向上に貢献します。
とはいえ、高反発ファイバー系寝具は高額なものもございます。
効果に心配がある方は、エアウィーヴのようにお試し期間がある寝具で実際に寝てみるのが良いですね。
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寝苦しい夜に!エアウィーヴのこんな裏技
エアウィーヴを愛用中のわたくし。
連日猛暑の2023年の夏、睡眠時にまったくクーラー使わず過ごしました!
エアウィーヴの良いところは、
✸素材の構造上、通気が良い
✸カバーを簡単に開けられる
このため、熱帯夜で寝苦しい日はエアウィーヴのカバーを大きく開けて風を通るようにしています。
シーツには綿や麻の素材を使い、べとべと感のあるひんやりパッドも使っていません。
あくまで一個人の見解ですが…
✔くれぐれも扇風機を身体に直接当てるのはやめましょう
✔暑さの感じ方は人それぞれ、また環境によっても変わります。
暑い夜は無理をせず、クーラーをつけ、しっかり掛け布団を掛けて寝ることをおすすめします。
夜暑くて何度も目を覚ます、なんて生活が続くといわゆる夏バテになってしまいます。
エアウィーヴなど高反発ファイバー系寝具で快適な夏を過ごしてみませんか?
どうしても高反発ファイバー系寝具が合わない方は
良質な睡眠には、身体の中の温度を下げること、寝返りをスムーズにうって中途覚醒を減らすことが重要です。
おすすめはエアウィーヴなど高反発ファイバー系寝具がおすすめですが、どうしても硬い寝具が合わないという方はエアコンを上手に活用しましょう。
当たり前すぎることですみません…
✸クーラーを高め(28度くらい)に設定して、薄手の掛け布団を掛ける
✸クーラーを低めに設定したい場合は、厚手の掛け布団を使う
また、ファイバー系寝具には低価格のものもあります。
身体の姿勢を維持する為には物足りませんが、身体への当たりがやさしく、通気が良いところはおすすめです。
硬めの寝具が苦手な方は、安価で薄めのモデルをお試ししてみてはいかがでしょう?
\エアウィーヴの薄手のモデル/
まとめ|高反発ファイバー系寝具で快適な睡眠を手に入れよう
低反発ウレタン系寝具と高反発ファイバー系寝具の特徴まとめ
✸低反発寝具は体にフィットして包み込むような寝心地を提供してくれる
✸高反発寝具は通気性に優れ、寝返りがしやすいというメリットがある
意外と知らない睡眠が浅くなる要因
✔身体に熱がこもった状態では良質な睡眠を得られにくい
✔寝返りに体力を使うと身体が休まりづらい
熱帯夜でも快適に眠るためには、自分の体質や睡眠スタイルに合った寝具を選ぶことが重要です。
シーツやナイトウェアの工夫、扇風機やクーラーの上手な活用、敷寝具の種類それぞれの特徴を理解し、自分に最適な寝具を選びましょう。
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