インパクトが強烈なアイテム「たわし枕」。10,000円も出して買う価値あるの?とお調べの方へ、過去に使用経験のあるわたくしの記憶を辿ったレビューです。
現物はもう廃棄してしまったということと、使用していたモデルは旧モデルのため現在販売中のものを試したわけではありません。
いろいろ思うことはありますが、実は気持ちが良かったのは確かな「たわし枕」。
ですが「現在使っていない」というところで、何が良くて何が良くなかったのかをレビューしたいと思います。
【たわし枕】って何なの?
「たわし枕」というキテレツな商品名。こちらはあの有名なリラクゼーションサロン「悟空のきもち」が開発した枕です。
「悟空のきもち」と言えば頭皮専門のマッサージで、施術をうけるとみなさまスコーンと寝落ちしてしまうと言われています。一度は体感してみたいですよね。
リラクゼーションを追求し作られたこの枕、見た目は本当に「たわし」をBIGサイズにしたフォルムでなんだか可愛らしくコロンとした形。
私たちの寝かせる施術を、もっと正確に表現できる。上質な寝具への想いから高級寝具バイヤーの意見や、伝統の桐生職人の幾多の試作を経て上質な寝具としての完成作品「熟睡用たわし」は、誕生しました。
悟空のきもち公式サイトより
たわし枕の特徴を公式サイトでみると、
✸少しだけ頭皮を均一にいじめ、眠りを誘う
✸体圧分散
✸頭をあたためすぎない
✸洗えて清潔
などが挙げられています。
数年ぶりに調べてみると、「熟睡用たわし」と名称や形状などがリニューアルされており、悟空のきもちの公式サイトでは「完売」となっていました。
【たわし枕】を買った経緯
予約が取れないと話題の「悟空のきもち」。
一度はあの体験をしてみたい。でもそもそも近くに無いからなにか代わりになるものは?と当時睡眠に悩まされていたわたくしは、夜ベッドでうとうとしながら、たわし枕をショッピングサイトで「ポチ」っとしてしまいました。
うとうとしながらのネットショッピングは危険ですね!
届いた時には「なぜこのようなものに1万円もかけてしまったのか……」と思いましたが、今考えるとエアウィーヴに繋がるある良さがあったんです。
【たわし枕】のメリット・デメリット
【たわし枕】の良いところ|素材が涼しくて快適
たわし枕の良かったところ。
それは「”涼しい”って快適!」ということを知れたことです。
たわし枕はエアウィーヴと同じようなポリエチレン樹脂でできており、とにかく通気が良いのです。
しかし、寝返りするには幅が無い為、寝ている時に頭から外してしまう事がよくありました。
ですが夏の暑い時、その外したたわし枕を膝の間や、身体と寝具の間に挟むと熱が逃げて快適という経験をしました。
当時の寝具は一般的なベッドマットレス。
通常ベッドマットレスの上の層にはウレタンが使用されていることが多く、やわらくて気持ちが良いものの熱がこもるという真実を知らずに使用していました。
その為、暑くて暑くて何度も寝返りを繰り返しては目が覚めるという最悪な睡眠を摂っていたのです。
睡眠時は体内の温度が下がることで深い睡眠をとることができます。
当時は睡眠の知識もなく、詳しいことは知りませんでしたが、「熱がこもらない=寝やすい」を実感していました。
たわし枕は、エアウィーヴのような構造で通気が良い
たわし枕の良いところ|クセになる感触
現在「たわし枕」と調べると、「悟空のきもち」ではなく、他のメーカーさんのお品が出てきます。
ですが「悟空のきもち」のたわし枕の大きな特徴は、本物のたわしのようにしなやかなトゲがあるところ。
最初はこのチクチク感に驚きましたが、慣れてくるとこれがクセになってくるんです。
枕の上で頭を左右に振って、そのチクチク感をあえて感じたいくらい。
頭を振って心地よさに意識を傾け、頭をコロコロ動かす一定のリズム運動も、セロトニンが分泌されるのか、す~…っと眠りに誘われた記憶があります。
あれこれ考え事をしてしまうと脳に熱がこもって目が冴えてしまいますし、物理的にも脳がクールダウンした方がしっかり休まるのです。
たわし枕の素材と感触で感じた心地よさは独特のものがあります。
たわし枕の効果ではありませんが、幸せホルモンと呼ばれるセロトニンについてはこちら☟
セロトニンの効果について
セロトニンは「幸せホルモン」とも呼ばれ、私たちの心と体にさまざまな好影響を与える神経伝達物質です。このホルモンは脳内で主に感情や気分をコントロールする役割を担い、不安やストレスを軽減する効果があります。
また、セロトニンは規則正しい睡眠サイクルをサポートし、夜間にはメラトニン(睡眠ホルモン)の生成を促進します。さらに、集中力や記憶力の向上にも寄与し、やる気や生産性を高める要因となります。セロトニン不足は、うつ病や不眠症、慢性的なストレスに関連しているとされています。そのため、生活の中でセロトニンの分泌を促進することは、心身の健康を保つために非常に重要です。
セロトニンの分泌を手軽に?
セロトニンを増やすには、ウォーキングやジョギングなどのリズム運動が効果的です。一定のリズムで体を動かすことでセロトニン神経が活性化し心を安定させます。朝日を浴びながら15~30分行うとさらに効果が高まり、健康維持にも役立ちます。
セロトニンの分泌にはウォーキング、ジョギング、サイクリング、ヨガの呼吸法などが挙げられますが、わたくしは寝る前にできる方法として、今でも「おでこトントン」を取り入れています。
考え事をしてしまいそうな時に眉間の上のあたりを薬指の軽い力で「トントントントン…」と繰り返しているといつの間にか寝落ちしています。
日中でしたら「ガムを噛む」なんて方法もおすすめです。
たわし枕のチクチク感は意外と気持ちが良い
たわし枕のいまいちなところ|寝るにはサイズが小さい
思わぬ心地よさがあった「たわし枕」ですが、現在使っていない理由がいくつかございます。
先ほども少し書きましたが、「寝返りするには幅が無い為、寝ている時に頭から外してしまう」というところが残念なところ。
人は同じ姿勢で寝ていると、身体の重たいところや飛び出した部分に負担がかかるため、睡眠中は無意識に身体の向きを変えるものです。
身体の不自由な方は、寝返りの介助をしてもらわないと血行が滞り、褥瘡(じょくそう)ができてしまいます。
「私は寝返りしない」という方でも、睡眠中には少なからず身体を動かしているんです。
寝返りをすると枕から頭が落ちるため、その度に目を覚ましたり、無意識に「落ちないように」気を付けながら睡眠を行っていた感覚があります。
寝返りを妨げない為にも、枕は50㎝以上は欲しいところ
たわし枕は寝返りには不向きです
たわし枕のいまいちなところ|チクチク感は顔にはつらい
「たわし枕の良いところ」で、チクチク感がクセになるとお伝えしましたが、さすがに顔にあたることまでは慣れませんでした。
寝る前に独特のチクチク感でリラックスできるのは良いとしても、眠りについてから姿勢を変えると顔のチクチク感目が覚める、を繰り返していました。
たわし枕のいまいちなところ|髪の毛がからまる
メリットであるチクチク感を感じるためには、たわし枕をそのまま使う必要があります。
その為、トゲトゲ部分には毎朝たくさんの髪の毛がからまっていました。
独特な形のため、枕カバーはないですし、タオルを巻いても寝ている間に外れてしまいます。
たわし枕の形状はやはり、仮眠で使用するためのものだと感じました。
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【たわし枕】レビューまとめ
夜間の睡眠には個人的には向かないと判断し、引っ越しを期に捨ててしまいましたが、お昼寝用には最適なアイテムだったなぁ、と思います。
1万円近い枕を処分してしまったことはちょこっと後悔…。
一日の疲れを回復させるための睡眠は中途覚醒なく過ごしたいもの。
素材的には好感触なたわし枕でしたが「寝返りしづらく目が覚める」は睡眠にとって致命的。
「お昼寝用にほしい」「キャンプで使いたい」など、仮眠のためにはとってもおすすめなアイテムだと思います!
総合すると、たわし枕ででもポリエチレン樹脂でできた枕の快適さを知っていただきたいな~!と思った正直なレビューでした。
たわし枕の購入を検討されている方のお役に立てましたら幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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